ドイツ鉄道

近い将来,適正料金,正確な運行時刻,快適な車内の実現を願って

時刻表通りに運行するドイツ鉄道という評価はとっくに消え去り,トイレの掃除もなおざりにし,壊れた自動販売機もそのままで,有って無いが如しの時刻表に沿って走るドイツ鉄道の評判はさんざんですが,それでも移動媒体として好んで利用する人たちはたくさんいます。
現在のところ,割引切符を得る最良の方法とはいえなくても,バーンカードのメリットは十分あるので,賢く利用したいものです。

>>> BahnCard(英語ページ)

BahnCard(バーンカード)

ドイツ鉄道の割引カード「BahnCard」は大きく分けて3種類あります。
ドイツ鉄道の全列車に適用されている正常料金の25%,50%,100%の割引率で切符を購入できるバーンカードは基本的に申込んだ日から1年契約で,解約を行わない限り,毎年自動的に更新されます。
また,数年前までは到着駅から目的地までの自治体(市内)交通網は,到着地の都市に限って乗車券に含まれていましたが,現在は出発地と到着地の両方の町においてドイツ鉄道の切符で市内交通網(路面電車,バス,Sバーン)を利用でき,バーンカードの保有者も同様のメリットを受けられるようになりました。
また,14才以下の子供は保護者の切符で無料で乗れますが保護者の切符に記載されていることが必要です。

実は,割引カードというシステムではなく,飛行機と同じように,需要の多い期間(日時)と空席が多い時間帯に応じた柔軟な料金設定を行なう提案は度々出されてきたのですが,ことごとく拒否してきたドイチェバーン取締役会の戦いの歴史があります。

バーンカードからの収益は,鉄道切符の全販売額の約半分になっているので,守るべき固い収入と捉える役員と,需要に応じた柔軟な料金設定によって増収が見込めると共にパンク状態の列車とガラガラ列車のバランスが取れることを主張する役員が舞台裏で戦ってきたのです。
結局,バーンカード支持側が勝利したドイツ鉄道会社はバーンカードの保有者を増やすべくやっきになるのですが,これまで500万の壁を超えることはできませんでした。
ところが2018年1月現在,バーンカードの保有者はこれまでで最高の540万人を記録しました(BahnCard 100の保有者は5万人弱)。
増えた理由は,これまでのような3種類に限らず,もっと柔軟性のあるカードも加えるという方針で導入した,いくつかのフレックス・カードが功を奏したようです。

例えば,BahnCard 25と同じ条件で2017年秋に導入された,月極め解約が可能なフレックス・カードBahncard Flex の料金は,最低契約期間は3ヶ月ながらわずか6.50 € / 月,つまり1回限りの長距離移動でも正常料金を支払うことが馬鹿馬鹿しくなる感じなのです。
要は,ドイツ鉄道としては,在ドイツ住民の全員の囲い込みを図っているのかも知れません。

多くの人たちに高メリットの BahnCard Flex

BahnCard Flex 25: 6.50 € / 月(2等),13.00 € / 月(1等)
BahnCard Flex 50: 25.00 € / 月(2等),50.00 € / 月(1等)

最低契約期間が1年から3ヶ月に短縮,その後は4週間前の解約通知で翌月解約
解約通知が出されない限り自動的に延長
その他の条件はBahnCard とほぼ同じですが,パートナー割引価格や家族割引はありません。
ドイツ鉄道は,効果がなければ BahnCard Flexの廃止も視野に入れているのか,購入期限は2018年6月9日まで,カードの使用開始日は遅くとも2018年12月8日に設定されています。
つまり,購入時に希望の使用開始日を指定できるわけですが,遅くとも購入日の180日後と決めたようです。

>> BahnCard Flex のインフォ・予約(ドイツ鉄道サイト)

 

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