ジャーナリズムの軽いノリ

welt nordkoreaイツの3大または5大に入るほどの主要なニュース新聞「ヴェルト(世界)」のインターネット版のトップ記事です(2018年5月5日)。

日本人が見たら,アレッと思うでしょうが,当然ながら日本語は勿論,韓国語との違いも見分けられない人たち(ドイツ人)にとっては不思議でも何でもない一般記事。写真をおかずにして記事への吸引力を強めることは一般的なので気持ちは分かりますが,真面目な新聞にしてはちょっと軽率ではないかと首を傾げます。

「何かが仕組まれていることを,キムの応援団(プロパガンディスト)は感じているのか?」

このような見出しで,

北朝鮮の国民は,暖房があって飢餓に苦しむことのない普通の生活を,もういい加減送りたいと望んでいる。役人でさえ非常に疲労しているように見える。もし今,さらに,戦争への恐怖が消えるならば,国民を繋ぎ止めているキムの最後の絆も消えることになる。北朝鮮は自国の1989年を体験することになるのか?

と書かれているのですが・・・

ちょっと話がそれますが,10年以上も前に日本から来られた中年のご夫人が,増えてきた外国人の旅行客に対して少し愚痴をこぼしていたことを思い出します。その後も別の人から聞いたことがあるので,日本では外国人のマナー問題として一般的になっているのかも,と察しました。

別に非難するような口調ではありませんでしたが,「旅館などに行くとね,あっ中国人が中にいるなってすぐに分かりますよ。カゴに入っている脱ぎ捨てた衣服を見ると。だって,日本の人は脱いだ衣服はきれいに畳んでカゴに入れますでしょう? それに,身体を洗わないで湯船にすぐ入るんですよ!」

いつもビジュアルなインパクトを狙うジャーナリストたち

さて,次のページの本文では,写真の説明として,「東京での5月1日のデモ: トランプとキムとの歴史的なトップ会談は何をもたらすのか? 出典: dpa/Koji Sasahara」と書いてありました。通信社発のニュースを素早く記事にしてまとめたジャーナリスト(Torsten Krauel)または編集者は,記事の内容と関係がありそうな,アイキャッチャーとなる面白い写真を急いで探してくっつけたとしか思えません。
誰か日本人に「何が書いてあるの?」と尋ねて,全部が入浴ルールのことなら,ギャグにしても,じゃ別の写真を探そうか,と思い直したような気がするのですが。
 
 
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