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住まいとアパート生活

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ドイツ公共放送局の視聴料

これまでドイツの公共放送料金を徴収していた GEZ - Gebühreneinzugszentrale(視聴料徴収センター)が2012年をもって廃止されましたが,2013年1月より,ARD ZDF ドイチュラントラジオ視聴料サービスの名称で公共放送局のために引き続き徴収されています。

以前から,見ても聞いてもいない放送局のために何故多額の視聴料をとられるのか,という非難は多く,署名を集めた集団訴訟も起こっていましたが,ポツダム市の集団訴訟の正式な却下(2014年9月)後,連邦政府がやや妥協した形で強制登録(つまり強制徴収)されることになりました。

経緯を辿ってみると,インターネットの時代になると共に,テレビ・ラジオを持たない独身世帯も増え,徴収料が激減しつつも放送制作費は上がり,公共放送の維持が危うくなったことが挙げられます。つい数年前までは,アパートのテレビとラジオ付きステレオ機器だけではなく,カーラジオ,携帯ラジオ,テレビを視聴できるPCなど,すべての機器に対して視聴料を課す徴収条件がつけられたため,非難が盛り上がり,妥協案として新組織による一律料金となりました。やはり,テレビ・ラジオを持っていないから払わないという人たちに対して,それじゃテレビ・ラジオの視聴機能が付いているコンピューターの所有者にも義務付ける,というのは嫌らしい方法です。最近はテレビ・ラジオが視聴できないPCはありませんから。
また,以前は調査員が住宅を外から見て,アンテナがあるのに登録していない家屋を訪問していましたが,テレビのインターネットを介したディジタル放送になったため,そのチェックが難しくなったこともあるかも知れません。

月々 17.98ユーロの視聴料

rundfunkbeitrag 1いずれにせよ,2013年から登録者は月額17.98ユーロの視聴料を支払います。テレビ・ラジオを所有している場合は勿論,コンピューター1台でも登録義務がありますので,該当しない人はいないぐらい全国民の税金のようなものです。逆に,いくら多くの機器を持っていても,アパートに何人住んでいても,一律に17.98ユーロです。これまでは移行期間として考慮され,訴訟も続いていたため,登録・徴収の強制行使をややためらっていた感がありますが,これからは危ないと考えたほうがいいと思います。機器を所有しながら登録していない場合,2012年12月までの追納金を課されます。逆に,これまでは,各世帯に課されていましたが,現在は家屋・アパートごとの一律料金となっていますので,ひょっとすると重複支払いをしている人がいるかも知れません。重複に支払ってきた人は2013年1月からの視聴料金の払い戻しを受けることができます。
注) 期限は2014年12月31日

また,自宅で仕事をしている自営業の人なども同じ17.98ユーロですが,社用として使用している自動車を持っている場合は,カーラジオに対して月々5.99ユーロ加算されます。
会社,事務所の場合は,従業員数によって異なる視聴料金が設定されています。
身体障害者や社会保障生活者ほか,視聴料の免除もあります。
詳しくは,公共放送視聴料金WEBサイトをご覧ください。

>>> 登録のオンライン申込み(インフォメーションを読んだ後,ページ下の Weiter をクリック)
>>> 登録の解約申込書(PDF)

転居する場合などは見直しチェックの良い機会です。例えば・・・

  • Wohngemeinschaft など,ひとつのアパートや家屋で共同生活やシェアをしている場合は,登録者はひとりなので,視聴料もシェア
  • 共同生活を新たに始めた場合は,どちらかが解約できる
  • 仕事の関係などで,別住所に部屋などを借りていた人は解約できる

>>> 公共放送局視聴料金WEBサイト

また,多くの新登録者や登録変更者が出てきたため,偽りのオンライン登録や支払いフォームが出回っているようですのでご注意ください。

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