ドイツの新聞

Zeitungen in Deutschland

 

tageszeitungen2014年も,ドイツも多くの国と同様,ほとんどの日刊新聞にとって苦しい年になりました。Frankfurter Rundschau(フランクフルター・ルントゥシャウ)の倒産およびドイツ・ファイナンシャル・タイムズの廃刊を筆頭に,倒産は免れても,発行部数の低下,広告料の減収,それに伴うリストラなど,多くの出版社で悪循環が続いてきた過去20年間の新たな節目に直面した状況です。

ドイツでは,1991年にはまだ毎日,2730万部の日刊新聞が発行されていましたが,その後平均して年に約2%減り続け,2012年には1840万部となっています。内訳でも,左のグラフのように,ほとんどはスキャンダル新聞の Bild です。日刊新聞に限らず,多くの新聞・雑誌社は近年オンライン出版に力を入れ始めていますが,経営の助けにはあまりなっていないようです。日刊新聞の出版社によっては,定期購読を勧めるセールスキャンペーンが功を奏して,売上部数を増やしている会社もありますが,広告収入が減り続けているため,最終的にはマイナスが続いているようです。

ドイツのハンデルスブラット紙によると,フランクフルター・アルゲマイネ社は2014年から2015年にかけて1500名から2000名規模の従業員の削減を予定しており,内半分は編集に従事している社員だそうです。

ドイツの日刊新聞の総売上額は,2000年度は102億3千万ユーロでしたが,2012年度は77億ユーロにまで減っています。総売上高のほぼ4分の1が減少した計算になりますが,広告料減収はさらに厳しいといわれます。