Ernährung in Deutschland
ドイツの食生活

zu gut fuer die tonne 1「捨てるにはあまりにもったいない」キャンペーンを広げるドイツ食料・農業省

実をいうと,この画像だけが目に入り,「粋だなぁ」と単純に感心したのがきっかけで,内容については長らく知りませんでした。

一般家庭で購入されている毎日の食料品の内,8分の1は,腐ってもいないのに捨てられてしまうことをまずアピールしています。自治体,学校,総合病院,ターフェルン,スローフード団体,個人商店やスーパーマーケット,レストラン,教会などの賛同を得て,好結果を生んでいるようです。
捨てられる運命の食品で最も多いのは一般家庭。ドイツのイニシアチブにより,一般家庭の「まだ食べられる食品」のゴミ箱行きの量を2020年までに半分に減らす目標を立てています。
また,単に数字目標を立てたキャンペーンだけではなく,なぜ一般家庭でまだ良い食品を捨ててしまうのか,冷凍品の使用法,食品の保存法,残り物の使い方など,結構細かい情報も提供しています。

ただ,個人的には,ドイツのスーパーの包装や量を見ると,一人暮らしの人たちにはやさしくない,ましてやお年寄りの一人暮らしの人たちにとっては少量包装やばら売りが少なすぎる気がします。英国の食料品店のように,半分のキュウリの包装など,ドイツでは一度もお目にかかったことがありません。とはいえ,知り合いの精肉屋さんは,「少量パックは包装材料や労力を計算すると割に合わない」と言っていました。Tante Oma(個人商店)や市場が少なくなる今日,一人暮らしの人たちが増えているにもかかわらず,テレビ・ラジオで新鮮な野菜を食べなさいと勧められても,新鮮な少量の食品を求められる場所がないようが気がします。

注)ターフェルン(Die Tafeln): 低価格で食品過剰提供の国ドイツにもかかわらず,栄養のある十分な食品を得られない人たちも増えている現状を踏まえ,バランスのとれた公平な社会をめざしている団体(Die Tafeln とは「食卓」の意)
>>> Die Tafeln