火曜日と金曜日に立つ市場に数分で行ける場所に住んでいるので,時間があるときは(天気が良ければ)ぶらぶら出かける。
別に食材を買い込むわけではないけれども,大根やパセリ,そして鶏卵はよく買う。
きょうはパセリだけにしようと決め,八百屋の前の列に並んで待っていた。
75セントだったパセリ1束が,ウクライナ戦争の影響か,98セントに値上げされていたことに気づいたので,2種類のパセリ(日本のパセリのようなチリチリパセリと葉っぱ状のパセリ)を1束づつ買うつもりで,財布から2ユーロ出した。
できるだけ小銭を使いたいので,きっちりと1ユーロ98セント出すために,1セント玉や2セント玉を出していじくっていた。
ふと,後ろに並んでいた人から,「これどうぞ」と1ユーロ硬貨を差し出された。
「差し上げます」,と中年の婦人。
「いや小銭を使いたかっただけなんです。お金はありますから・・」と言っても「いやどうぞどうぞ」
譲ってもらえなかったので,有り難く頂くことにした。
お礼に,というわけでもないけれども,順番を譲ってあげた。
やっぱりぼくは貧乏人に見えたんだろうなぁ。
まぁ確かなんだから見抜かれただけだけれども。
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