ドイツでも6月末から Google Pay 

nfc payment smartphone

本では2016年12月から導入されているのでご存知の方も多いと思いますが,スマートフォンをかざすだけで支払いが終了する NFC決済。
中国で進むオンライン決済の徹底化,現金が消えつつあるスカンジナヴィア諸国,先進国で現金がいまだに幅を利かせているのは日本とドイツのみだそうです。
それでも,統計上は日本の方がやや上位にいるので,ドイツの現状は想像つかれると思います。

大手銀行は支店数を減らし続け,オンライン利用のキャンペーンを進めると共に,銀行振込みや現金支払いには手数料をかけ,オンラインを拒み続ける現金派に暗黙のプレッシャーをかけています。
時期に,窓口で現金を扱ってくれるのはポストバンクのみになるかもしれません。

とはいえ,現金好みかオンライン不信か,ドイツでは環境を整える技術があるにもかかわらず,「万が一」の問題を心配する懐疑心も大きいため,一歩先のNFC決済はもちろんすんなりとは進みません。そんな国ドイツで,Apple Pay の苦戦が続く中,Google Pay が6月末から導入されています。
Google Pay の勝算よりも,そもそも利用者側にどのような利便性があるのでしょうか。

まずは,Google Pay の使用条件

  • Android 5.0 以上のスマートフォーン
  • Google アカウント
  • Google Pay-App
  • 決済クレジットカード(American Express, Discover, MasterCard, VISA)
  • クレジットカードまたはデビットカードが対応している銀行(Wirecard, Comdirect, Commerzbank, N26)

なぜ Google Pay を使用できる銀行がドイツに少ないのか,理由はいくつかあるようです。
ドイツ銀行などの大銀行は独自のアプリを開発中,アメリカの技術に支配されたくない,セキュリティーだけではなく決済時にどのような情報が読まれているか定かでない,など。
しかし,技術開発には多大な費用を要する反面,NFC決済に手数料を要求することは無理且つシェアも少ないのでドイツの銀行側へのメリットは少なく,実現の目処は立っていないのが現状のようです。

現金はおろか,カード支払でさえ時間がかかるので面倒くさいと考えるNFC支持派はドイツ人の55パーセントだそうです。
いつもニコニコ現金払いで一生を通した老年層,カードが一杯入った分厚い財布が小さなプライドを支えていた中年層,彼らが隠居するまでもう少し待つしかないのがドイツかもしれません。

Google Pay(ドイツ語)

プログラム提供元: CComment