Bis zum Umfallen

本やアジア諸国では限りなく働くことが当然となっています。専門家は考えを変えることを促していますが,人々に受け入れられるのでしょうか?


寺西恵美子さんはご主人が自宅を出た最後の日,もう一度聞きました。「1日ぐらい休んでもいいんじゃないの?」 
この数ヶ月,彼女はほぼ毎日のように同じ質問をしていました。京都のレストランチェーンの店長としての業務は負担が増えるばかりだったようだと云います。その日はとくに疲れが溜まっているように見えました。
1996年2月14日のバレンタインデー。彼女はご主人にいつも喜んでもらえるチョコレートを買ってきました。でも嬉しそうな風はなく,感情が全く消えてしまったような反応でした。

寺西美恵子さんは今でも覚えています。腰をかがめた足取りで家を出てゆく姿をずっと見ていたことを。1日中働いた後,上司との話があったそうです。その後,住宅地にある高層ビルを見つけた寺西彰さんはわずか49歳の人生を閉じました。

Thomas Hahn(東京)
Süddeutsche Zeitung

karoshi sueddeutsche

プログラム提供元: CComment