sakamoto kyuインターネット新聞で「日航機墜落事故31年」という見出しの記事が目に入りましたが,会員ページだったので残念ながら読めませんでした。
民放は地方では1,2チャンネルしかなくNHKがほぼ独占していたテレビ時代。NHKに気に入られるような人間性を備えていたせいか,NHKの番組によく出ていた九ちゃんは日本中で,いわゆる「好かれる」人だったと思います。

日航機墜落事故31年ということは1985年の夏?
ちょうどその頃だったと記憶しているのですが,何となく見ていた「徹子の部屋」に九ちゃんが出ていました。
でも全く何も覚えていません・・・ただ,ひとことを除いて。

九ちゃんが奥さんのことを「良い人だ,この人ならば一緒に生きていけるし,この人と一生一緒にいたい」と確信したエピソードを話していました。
結婚前,お互いに毎日電話をしようと決めていたので,仕事でいくら遅く家に帰っても必ず電話していたそうです。
ある晩,真夜中に電話をかけていろいろ話している最中,受話器を持ったまま眠り落ちてしまった。どのくらい時間が経ったのか分からない,30分か1時間か,もっと長い間だったか。
ハタと目が覚め「もしもし」というと「はいっ」という返事が返ってきた。
「彼女は僕が居眠りしたと思ったけれども,受話器を離れたら僕が目覚めて何か話すかも知れないので,ずっと受話器を持ったまま待っていた,と言うんです」と九ちゃん。

何でもないことなのですが,九ちゃんといえばこのエピソードがいつも頭に浮かびます。

あぁ,そうだ,もうひとつありました。こどものことがあります。女の子だったら「花子」という名前に決めていたそうです。その頃,1970年代,80年代は,ユニークで,華やかで,カッコいいファーストネームが一般になり始めていたのに,九ちゃんはともするとダサイと思われがちな「花子」という名前に込めた思いを熱く語るのです。まるで,あらゆる花の美しさがすべて入った名前は「花子」しかないでしょう,というように。

old loveところで,海外に住んでいて日本から来る人に会うと,海外滞在で気分が高揚しているのか,一期一会の気楽さか,私的なことを平気で述べる人が結構います。
驚くのは,浮気している人がとても多いことです。海外に2号さんを置いている人も2,3人いました。
もちろん僕は日本人と欧米人を比較したデータなどは知りませんし,調べようとしたこともありません。
ただ,なぜかとにかく日本人の浮気率がとても高いのは確かではないでしょうか。
僕の友人などは「同じ人を数十年も愛するなんてできないんじゃないか,そんな人の方がどこかおかしい」と冗談半分に明言します。
不器用な欧米人はパートナーを騙してもすぐにバレて喧嘩や別れ話になる,という考えもありますが,「愛のかたち」が違うような気がしてなりません。

欧米の子どもたちの半分以上が,片親または実母・実父ではない親の家庭という現在,離婚やパッチワーク家庭は一般的。離婚を避けるべきとは思いませんし,冷たい関係の親の元にいる子どもたちの方がいい迷惑です。

ただ,
日航機が墜落しなかったら,
坂本九ちゃんが生きていたら,
真夜中の電話で確信した「愛のかたち」を今でも保ち続けていると思います。

プログラム提供元: CComment