この間,知り合いからいただいた古い文芸春秋の中で,確か関口宏さんが,学生時代の友人と会うたびに「話が合うのは同世代」と思うようになった,というようなことを書かれていました。僕は,昔の多くの知り合いと会う機会には恵まれませんが,価値観が似ているのは同世代,というのはちょうど最近強く考え始めていたので「全く同感!」と膝を叩く思いでした。

世代というのは,世代ごとにある何らかの共通性に加え,知らない世代というのもあるような気がします。自分の世代,プラスマイナス10年ぐらい,親の世代,そして自分の子の世代,というのは分かり合わなくても,身近に接しているので何となく想像ができます。
僕の親の世代は戦争に行ったか,戦争を身近に体験しているので,親戚もみんな戦中派。そんな大人たちの価値観は言葉や態度に表れ,そこで育ったのが我々。
そんな中で,身近に接する人がいないので,僕が知らない世代は,いわゆる焼け跡派の世代。
それに加えて都会育ちの人たち,となると僕にとっては全く別世界の人類。

atomic bomb w640焼け跡派という言葉があったのか,野坂昭如さんが創ったのか知りません。今,中断して「あきゆき」の漢字を確認するためにインターネットで探したら,野坂さんが亡くなられていることを発見しました。
僕が知らない不思議で特異な世代のひとりである永さんに続き,大橋巨泉さんが亡くなられたニュースを今朝読んだので書こうと思ったのですが,そうか野坂さんももういないのか。

この世代の人たち,特に彼らのような著名な人たちが,日本の社会や人たちに何か強い影響を与えたのか,それとも自由奔放な彼らの生き様をテレビ・ラジオという「金を生む」新しいメディアが面白がって買っていただけなのか,僕にはウン十年のギャップで日本の情勢に疎いので,分からないのが残念です。

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