ヨーロッパでも大人気のポケモン GO

pokemon w640Google のデータ収集が個人情報保護法に抵触するとして欧州連合と問題になっている中での今回のポケモンGO。
ポケモンGOの成功によって,まさに数日間の内にソニーを追い抜いた任天堂ですが,欧州のデータ安全調査委員はアプリの徹底した情報収集にも驚いています。
より多くの人たちの,より個人的な,より正確で詳細な,よりリアルタイムの情報データが最も高い価値を有していることを熟知しているグーグルとの共作ですから,驚くには値しないかも知れませんが,欧州では今後問題になる可能性があるようです。

収集した個人データはどこに行く?

モーバイルデバイス用のリアルタイム広告のアプリ制作会社 Smaato は,ユーザーの位置情報をリアルタイムで把握できることはとても貴重だと云います。まさにこれが欲しいグーグルと再起を図りたい任天堂との狙いが一致した共同企業体の第一弾。

開発会社の Niantic は,ポケモンGOの利用における個人情報保護に関する説明はしていますが,アクセスしたスマートフォンからどのような情報を収集して,何処に送っているかについては説明がありません。Niantic に限らず,アプリ使用に隠れた別途ビジネスについては明確な説明はしないという姿勢は,どのアプリ開発会社でも同様だといいます。
確かに,グーグルを筆頭に,アプリ使用における個人情報保護に関する説明はいつも,「ユーザーへのサービス向上および製品開発に役立てるための情報は収集されますが,個人を特定できるものではなく・・・」と書いてあるのはご存知のとおりです。

アメリカに流れる全データ

ITエンジニアでデータセキュリティー専門家の Kuketz

 氏が,ポケモンGOを Android-Version 0.29.2 にインストールして利用したレポートが掲載されています。どのような個人データが送信されているかは分からないとしながらも,アクセス状態は把握しています。
とにかく,データはアメリカに送信され,グーグル,Niantic,プロバイダー,アンドロイドなどとリアルタイムにつながることになります。
Kuketz 氏も確定はできないとしながらも,個人の全情報のリアルタイムでの動作と位置情報をポケモン共同企業体が取得することは容易だと書いています。
また,ほとんどの人たちは個人情報の流出に神経質になりながら,わずかひとつのアプリで自分の個人情報の全てが誰かに把握されてしまうことに対して,あまり気にしないようになった風潮もあります。
わずかでも防衛したい人たちには,グーグルアカウントを用いたアクセスは使用せず,新たなアカウントを用いることを推奨しています。すでにグーグルアカウントでアクセスしている人たちでも,後で変更できるようです。

ポケモンGOに限りませんが,製品を買った人自身が実は製品になっている,ということはこれからの時代,たびたび起こりそうです。

P.S.: 上記をアップロードした後,ラジオのニュースでも流れてきました。
「ポケモンGOがドイツのデータ保護法の15項目に反しているとして,ドイツ消費者団体 Niantic に警告書を提出。特に匿名でプレーできない点を重視。EU委員会も検討。」

プログラム提供元: CComment