Duales System & Grüner Punkt
デュアルシステム & グリューナー・プンクト

 

gruener punkt wh200

Der Grüne Punkt (The green spot) は,1990年に設立されたドイツ・デュアル・システム社(Duales System Deutschland GmbH)の登録商標です。黄色コンテナ,黄色い収集袋,瓶や紙の収集コンテナに表示されていますが,収集された古品はデュアル・システムが包装規定に準拠して再生作業を行います。ドイツで始まったグリューネ・プンクトのシステムは今では欧州全土で採用されています。

最初は,20年以上前にドイツ全土で廃棄物処理の問題が限界に達し,中でも数が莫大で寸法も大きい包装容器が問題児だったため,政府が製造元に容器の回収およびリサイクルを義務化したことから始まります。回収とリサイクルを義務付けられた製造者にしてみると,コストがかかり過ぎる上に,再生できる量は少なすぎるため,それらを一切引き受ける会社が出てきたわけです。この会社,デュアル・システム社は各製造者と商品回収および処理のライセンス契約を結び,リサイクル商品には「緑の点」が貼る方法が取られました。しかし,その後,欧州の独占取引管理委員会から警告が出され,2001年からは誰でも参加できる自由市場になりました。現在では,9社の競合他社がありますが,デュアル・システムは約50%のシェアを持っています。

上のようなマークが付いた商品は,包装容器がリサイクリングされることを消費者に保証すると共に,自社の商品が環境にやさしいことをアピールすることになります。リサイクリングにかかるコストは製造元が負いますが,それらのコストは商品に上乗せされ,最終的には消費者に廻ってきます。ドイツでは,人口と商品数の概算では,ひとり当たり,毎月92セント(約110円)支払っていることになります。

容器に印刷されるマークの色は,例えば緑を使用していない容器の場合,印刷料金が増すことを避けるために,別に緑である必要はありません。しかし,矢印が廻るマークは大小の差はあれ,ヨーロッパ全土で使用されています。
ドイツでは再生可能な商品はリサイクル処理を行うことが法律で義務付けられていますが,ヨーロッパ諸国では,リサイクルが一般的にはなっていますが,義務化されていない国の方が多いようです。