昔は(1970年代)ユースホステルなどで会う貧乏旅行者は,現地の国の人を除くと,アメリカ,ドイツ,日本の若者が多かったと云います。そして観光地や第三国などに進むにつれ,ドイツ人が最も多くなるそうです。それで,ドイツ人は外国を知りたいという知識旺盛な人たちなんだなぁという印象を抱きました。
と同時に,日本・日本人に大きな関心を抱いたり,日本が好きで日本に住んでいる欧米人は,ちょっと変わった人が多い。そんな印象もあります。この「旅人」のように,若い頃多くの国を廻ったというドイツ人は珍しくはなく,僕も結構そんな知り合いはいますが,彼のように精力的にきちんと書きまくっている人はあまりいないと思います。普通の目線で書きまくる。ネット時代でなければこの「旅人」を識る機会もなかったでしょう。もちろんドイツ語の文章の方がジャーナリスト顔負けなのですが,日本語も多くの間違った表現が多少気になりつつも,大人になってからわずか10年足らずでこれだけ習得した日本語力には脱帽です。
>>> 旅人(日本語で記した旅行記)