バウハウス創立百年

ワイマールの新バウハウス博物館

walter gropius 11919年,ワイマール(ドイツ)で創立された芸術専門大学(通称: Bauhaus)は,ナチス政権によって閉鎖されるまでのわずか20年足らずの歴史にもかかわらず,世紀を越えた現在に至るまであらゆる工業デザインに影響を与え続けているのはご存知の通りです。

創立者のヴァルター・グロピウスは建築家であるにもかかわらず当初は建築設計の学部は置かず,生活に密着した職人技と芸術を統合させた応用芸術を意図していたようです。

それらをはっきりと実証する「モノ」は,日本でも(少なくとも)戦後まもない時期からあらゆる場所に溢れていました。
ぼくらが小さいころ目にしたデパート(昔はステイタス高級店だった)の食堂で使われていた食器,裕福層の家庭の応接間に置かれた家具,ランプ,置物,管理職クラスや作家が好んで用いた筆記用具,そして時代を経て一般市民や家庭にも浸透した生活用品や電化製品など,100年前のバウハウスのデザインを見ると,多くの人たちが「アレッ!」と驚くに違いありません。

因みに,バウハウス芸術大学は,創立されたワイマール(Weimar: 1919-1925)から,1925年にデサウ(Dessau: 1925-1932)に移転,その後1932から翌年の1933年の閉鎖までベルリンに置かれていました。

ワイマール新バウハウス博物館が4月6日に開館

bauhaus 1 640創立100年目にあたる2019年4月の開館を目処に世界中から建築設計を募集。500名の建築設計家が応募したデザインの中から決定された設計でしたが,予算や工期などの理由で幾度も変更を余儀なくされ,もめにもめながらも明日から一般公開されます(たぶん)。
建物の詳細部分はともかく,展示品は揃っていることはすでにメディアで紹介されているので,今年のドイツの旅はぜひワイマール経由を計画したらいかがでしょうか。

Bauhaus-Museum Weimar


 

プログラム提供元: CComment