どうやって決められる欧米語のカタカナ表記?

angela merkelドイツ語は結構,カタカナ表記をしやすい言語だと言われるようですが,どこで決められているのか,標準の表記法に従うと原語から離れてしまうカタカナ・ドイツ語が多いことに度々戸惑います。

"Düsseldorf" は今でこそ「デュッセルドルフ」と書かれますが,50年ほど前まで「ジュッセルドルフ」でした。
個人的には,欧米語の固有名詞はアルファベットで書いてもらったほうが分かりやすいだけではなく,現地で使用したり,調べたりするのにカタカナはとても不便だと思っています。Google Map の通り名・地域名はその最たるものです。

日本コンサルタントは,日本に出張するときは,必ず日本語の名刺を持っていくよう薦めています。本当に日本語の名刺がメリットがあるのかどうかは分かりませんが,名前は口に出して呼ばれることが多いので,正しい発音に近いカタカナを使用したいものです。私のアメリカ人の知り合いで,Martin という人がいたのですが,日本人に「マーチン,マーチン」と呼ばれることに閉口して,「ぼくの名前はマーテン」と言うようにしたら,直った!? と言っていました。どうやら,「マーティン」というと多くの日本人は「マーチン」と聞き取るらしいのです。

今回訪日するドイツ首相に対しても,日本の閣僚さんたちには,ぜひ,マスメディア表記に逆らってでも「メアケル」首相と呼びかけてほしいものです。マーティンと同じく,メルケルはマーチン,メアケルはマーテン。
9割以上の日本人が発するラリルレロはロンドンのエル。どうせローマのアールを用いた MERKEL が望めないなら,MEAKEL(メアケル)と呼ばれるほうがきっとアンゲラ(エンジェル=天使の意)にとって心地良いだろうと確信しています。

若いイタリア人の女性に,「お願いだから,R と L の発音は間違わないで。きっと笑われるし,あなたが馬鹿にされるのは心辛いから」などと変に,執拗に懇願されたことをなつかしく思い出します。

外国語のために作られたカタカナは便利なようで,危ないリスクもはらんだ表記なのです。

プログラム提供元: CComment