name calling w500h730ン・ヤスで呼び合う仲になったよ,と言ってた人がいましたが,ドイツでも,最初から,または少し親しさが生まれた段階で "Nun, können wir uns dutzen" と言い合う状況はよくあります。
アメリカの大統領 * に対してコール首相が "You can say You to me" と言って親密度を表現したとかしないとか,嘘か本当か話題になったこともありました。それとも,"You Kohl me You?"
(* マーガレット・サッチャー首相との会話で,のほうが信憑性が高いそうです)

さて,先日また,多くの日本人と付き合っているドイツ人の友人が憤慨していました。
あまりに度々経験するので「これは何なんだ」と僕に聞いてきたのです。
特に今回は公の機関だったので頭に来たそうです。聞いてみると,初対面の日本人からでもファーストネームで呼ばれる,ということについてでした。僕としては別に,最初からDu/Vorname呼ばわりしようが,ほぼ永久的にSie/Nachnameで呼ぼうが,お互いの了解のもとならばいいじゃないかと思うのですが,感情は結構複雑なようです。

日本人に対して,または日本人同士では苗字で呼び合いしているのに,自分(ドイツ人)だけ,またはドイツ人だけはファーストネームで呼ぶのは無礼だというのです。
でも,呼び捨てではなく,リスペクト称のさん付けはしているわけだから,そんなに興奮する理由があるのかなぁ,とはっきり理解できぬまま,別の人たちに聞いてみると,何と „Me Too“ がわんさと出てきたのです。

Googleで探すと,欧米人との付き合い方や名前の呼び方に関して,「アメリカを筆頭にファーストネーム呼びが主流なので,それに合わせるように・・・」との助言は山ほどありましたが,逆の例や,実情についての考察は皆無だったので,今のところ知り合いのドイツ人や僕の経験を信じるしかありません。

私的や公的なドイツ社会での名前の呼び方(Sie/Du, Vorname/Nachname)についてはドイツ通の人たちの多くの記事がありましたので割愛します。

vorname wh500ではなくて,確かに,外人慣れ(?)している日本人ほど,ドイツ人に対して,特に日本語が達者だったり,日本に通じているドイツ人に対して,ファーストネームで呼ぶ傾向が高いことが改めて分かりました。
すぐ隣りにいる日本人には苗字で呼んでいるのに,です。
まぁ,本人が「私も,~さんと苗字で呼んでください」と主張すればいいわけですが,悲しいかな日本通の多くのドイツ人はやさしい心の持ち主なので,強く言えないのだろうと思われます。

最近は日本語ができて日本人と付き合うドイツ人だけではなく,柔道,空手などのスポーツをはじめ,日本文化に触れて,日本語や日本人と付き合うドイツ人も増えています。
柔道着や空手着まで,日本人の名前は苗字が刺繍されているのに,外国人はカタカナのファーストネーム,というのはちょっとおかしい。

しかし,それにしても,どうしてこうなるのでしょうか。

僕の結論は,日本人が欧米人をファーストネームで呼ぶのは親愛さと敬意が混ざった表現,日本人同士で同じ程度の親愛さと敬意を両方表そうとすると,まだ苗字になるんだよ,次の時代は分からないけれど・・・となるのですが,何とも説得力に欠ける結論です。

プログラム提供元: CComment