まずは SIM カードから

simcard w640プリペイド SIM カードの賢い使い方

リペイドは料金を抑えたい人にとって最良の方法ですが,使用期間,使用媒体(スマートフォーン,タブレット,PC),使用場所,使用量などが予め分かっていると,さらに賢く利用することができます。

ドイツ国内の町から離れた場所での送受信や速度を重視するならば,ドイツで最も多い基地局を有するD-NetzでLTE(4G)高速通信を行っているテレコムまたはボーダフォンが選択肢。
より安い料金ならテレフォニカ・ネットですが,ドイツ国内のカバー範囲が十分ではないので,町を離れると送受信できなかったり,遅くなったりするようです。

携帯電話の新しい番号取得には VideoID が必要

安価で契約に縛られないプリペイドカードですが,2017年7月1日を以って本人確認の認証が厳しくなりました。
オンライン(自宅のPCまたはスマートフォンなど)登録ではビデオによる本人確認(Video ID Check)が行われますので,PCの場合はカメラが必要になります。通信事業者の直接代理店ならば店内で身元確認の手続きを済ませることができます。

EUで定められた基準ですが,携帯電話の番号を新規に登録する場合ですので,2017年7月以前にすでに登録してドイツの携帯電話番号を取得している人には適用されず,改めて身元の認証(オンライン Video ID / Web ID)が行われることもありません。
つまり,これまでと変わらず,どこで購入した新しいプリペイドカードも継続して使用できます。

すでにプリペイドカードを持っている人が何らかの理由で新たな電話番号を申請してプリペイドカードを購入する場合でも,以前の登録情報との比較は行われないので,理論的には同一情報である必要はありません。(将来的には分かりませんが)

最低契約期間

一旦契約すると最低でも12ヶ月,通常は24ヶ月経たないと解約できないのが当たり前でしたが,徐々に変わりつつありますので,最低契約期間が無いパッケージまたは通信会社を選びたいものです。

初めて買うプリペイドSIMカード

プリペイドカードの販売競争は激しいので,ほとんどのスーパーは勿論,多くのチェーン店や携帯電話会社など,数多くのプリペイドカード販売者がいます。
しかし,初めてプリペイドカードを求める人や旅行者には,身分証明の審査というハードルがありますので,スマートフォーンやPCのカメラを介したインタビュー式登録が難しいと感じる人は,代理店の店舗で登録を済ませたほうがいいと思いますが,その点,テレコム,ボーダフォーン,O2のいずれかの方がいいかもしれません。

プリペイドSIMカードの購入権利

基本的には,ドイツでは SIM カードは居住者はもちろん,一時滞在の旅行者でも買うことができます。
購入の際に必要なものは身分証明書。EU諸国の国籍の人はパスポートまたは身分証明書(IDカード),日本国籍の人はパスポートのみです(eATカード不可)。現住所は必要ですがホテルでも可(居住証明書不要)。

一般的には通信キャリア(上記3社)の直営店での購入の場合が,登録から開通まで最もスムースに進むといわれていますが,テレコムがやや居住証明にこだわるようです。
万が一,居住証明書の提出を求められた場合は,さっさと別の店に行くのが得策です。居住証明は誰でも取得できますが時間的に面倒臭いですから。
テレコムに限らず,自宅のDSL回線契約をすでにしているドイツ在住邦人が,同じ契約会社が提供している携帯電話通信やプリペイドカードを申請する場合は,オンラインでスムースに進みます。
ただ,上述したように VideoID チェックのためにカメラ付き媒体(PC, Notebook, Tablett)またはスマートフォンが必要です。

cell phone w640料金からいえば,オンラインテレコム,ヴォーダフォン,O2のテナントである他のMVNO携帯会社(congstar, Lebara,Otelo, Fyve, Lycamobile,Blauworld, , Ortel mobile, WhatsApp SIM, K-Classic Mobil, Fonic)のほうが明らかに安いです。
筆者も自宅のDSL回線はテレコム,携帯電話は E-Plus(昨年O2に吸収)を利用しています。ただ,各店舗によって対応が異なるようですので,これらのSIM カードも自力登録者のみが対象と言えそうです。特にスーパーチェーン(Penny Mobil, EDEKA mobil, ja!mobil, LIDL Connect,ALDI Talk, NettoKOM)のカードは安くても店舗では登録手続き不可,またはスタッフの知識・対応レベルが想定できないため,自力でオンライン登録手続きを行える人以外にはお奨めできません。

スマートフォーンから登録を行う場合はSIMカードを挿入した時点で登録画面が表示されます。
PCの場合は各通信キャリアのWEBサイトの登録ページから行いますが,本人認証のためにカメラ付きPC・ノートブック・タブレットであることが必要です。

本人の認証方法は,上記サイト上のビデオでパスポートを提示,何らかの事情でできない場合は郵便局で本人確認を行うこともできます。ただ,郵便局の場合は,郵便局の職員のチェック後,ファックス,メール,オンラインなどで通信キャリアに認証情報を送った後,開通するまで最大5日間を要します。オンラインの場合は,認証終了後早ければ数時間,遅くとも24時間以内に使用できるようになります。
登録には現住所が必要ですが,実際に存在する住所であれば「基本的には」有効です。この住所の有効性のチェックが明確に定められておらず,会社や店舗によって対応が異なることが問題のようです。つまり各社の方針で,何らかの居住証明を求められ,上記3社の中ではテレコムが最も厳しいようです。役所が発行する公的な居住証明書(Einwohnermeldeschein)は偶然所持しているならばベストですが,必要性はありません。ホテルやアパート,または旅行者であれば知人宅などの居住証明書もベターですが,必ずしも必要というわけではありません。

旅行者の選択肢
DSL 通信事業者の選び方