Wi-Fi 仕様を理解する用語    

イツでも,コンピューターやスマートフォンに関連した電話回線の契約明細には多くのIT用語が使用されています。自分の希望に最も適したサービス・モノを見つけるためにも,誰でも一般的に用いられているIT用語の理解は欠かせません。

SIM Card

携帯電話,スマートフォーンに欠かせず,外出時のPC利用のスティックにも利便性が高い SIM カードですが,2017年6月以降,購入時の身分証明手続きが厳しくなりました。"Subscriber Identity Module"(登録者・使用者の身分証明の部品)という名称に応じて,カードを使用しているすべての人の身元を確認できるはずだったのですが,匿名または他人を装ったSIMを簡単に利用できることが分かったので,特にテロリストの悪用を防ぐための策ということらしいです。
使用者の認証だけではなく,データ保存を行う記憶装置の役割も果たしています。

SIM カードのフォーマットは現在,標準SIMと呼ばれるMini-Sim,Micro-Sim,Nano-Sim,e-Sim の4種類があります。 ミニ,マイクロ,ナノと時代に沿って小型化された3種類のSIMカードはスマートフォーンの製品に応じて決められたフォーマットで,別のスマートフォーンや電話番号の変更の際に交換することができます。
しかし最新の,新型スマートフォンやスマートウォッチなどに最初から装着されている e-Sim は取り出し不要(不可能)な 特殊なSIMで,他のデバイスと交換することはできません。
SIMカードを挿入するスティックの多くは3種フォーマット対応となっています。

VoIP

VoIPとは、Voice over Internet Protocolの略で、音声をデジタル化し、TCP/IPネットワークによって送受信する技術のこと。インターネット(IP)電話などに使用されている。
デジタル化した音声信号を、一定時間ごとに区切ってパケット化し、IPネットワーク上で送受信するため、通話料金などのコストを下げることができる。IPネットワーク経由で通話が可能であるため、短距離通話か長距離通話(国際電話)かの違いはコスト面にほぼ影響がなく、通常のアナログ回線を使うよりも大幅に安価に通話できる。
IP通信を利用しているため通話品質は通信環境に左右されるものの、無線通信インフラの整備が進んだことによって通話品質の劣化が目立つシーンは少なくなりつつある。ただ、携帯電話網を利用した通常の音声通話について、大手キャリアが定額で通話し放題となる料金プランを提供し始めた以降は、IP通信によるVoIPのメリットは薄くなっている。
出典: KDDI

LTE (4G)  -  Long Term Evolution

通信速度の総称となっている現在最速の規格名です。サービス開始時期は,料金が高い割りに,カバーされていない地域が多いようでしたが,現在では料金も下がり,少なくともドイツではほとんどの地域に基地があるので,LTEはほぼ前提条件となっています。

FTTH - Fiber to the Home

光ファイバーの回線が敷かれた地区の場合,DSL または FTTH(光ファイバー)の選択ができます。まだ仕様通りのDSLの1000倍という速度にはなりませんが,ADSLよりも明らかに速く安定した通信が得られます。

Data Volume

電話やインターネットの契約明細にはいつもデータ容量が記されています。
たとえば使用できる最大容量は500 Megabyte(MB),または 1 Gigabyte(GB)などと記されていた場合,少ない多い,またはPCやスマートフォーンなどで保存できる容量としては想像できても,Wi-Fi や LTE など,インターネット利用においては指標がないと(筆者のように)理解できない人の方が多いと思います。
自宅(事務所)では無線LANでも無制限・無料・最速で利用できますが,屋外では,電話は時間(分),インターネットは容量によってコストが大きく異なります。
また,本当は1GBで十分な人が5GBの契約を結ぶと無駄なお金を払っていることになりますし,逆の場合は速度が突然落ち,大きなストレスにも成り得ます。
契約した最大容量に達すると速度抑制(Internet-Drosselung)を行うことが通信会社に許可されています。
利用者は契約により,使用料が最大容量に達した場合,自動的に追加料金を計算,利用者は通知を受け追加料金または速度抑制の選択,自動的に速度抑制,のいずれかが行われます。
速度抑制されると,それこそ真の World Wide Wait になったインターネットページ閲覧はストレス・ピュア,アプリのダウンロード,ビデオ,ゲームなどはほぼ利用できなくなります。

1 GB 容量の目安

インターネット・ページの閲覧 5 - 20 時間    
インターネットの閲覧ページ数 580 ページ    
ラジオ聴取 1000 時間    
メール送受信数 1万 - 2万(50 - 100 KB / メール)    
アプリのダウンロード数 20 - 500    
スカイプ  5 - 6 時間(3 MB / 分)    
ブラウザー検索サイト  4000 件    
画像送信 200 枚(5 MB / 1画像)    
WhatsApp 画像無しメッセージ送信 50 万    
ビデオ・Youtube・Live TV 視聴 1 - 3 時間    

各機能の消費容量

ポケモン GO のダウンロード 85 MB    
ビデオ(Facebook, YouTube)視聴 3 MB / 分    
ビデオ(WhatsApp)送信 12 - 20 MB    
テキスト送信(SMS) 10 KB    

EU Roaming

従来,居住国以外の国で電話回線を利用できる国際ローミングには高い料金が伴いました。欧州連合は少なくともEU圏内においては追加料金を禁止する法規が2017年6月15日を以って施行されました。基本的には,居住国と同じような条件・料金で電話やインターネットを利用できるEUローミングなのですが,いくつか注意点があります。

  • 最大容量を使用できないことがある
  • 居住国以外の(通常は居住国よりも安い)国で新たに契約した場合,無償EUローミングは利用できない
  • 通信会社によっては,居住国を離れてEUローミングを利用するには別途申込が必要
  • 無償ローミングに対応している国々はEU28ヶ国に,リヒテンシュタイン,ノルウェー,アイスランドを加えた31ヶ国。スイス,トルコは含まず
  • 移動中の航空機内や船舶内は不可
  • 1ヶ月の半分以上を居住国外で過ごし,その滞在国で消費したデータ・電話回線量が居住国内での使用量よりも多い場合,通信会社が認めない恐れがある
  • 通信会社に認められている「公平原則 "fair use policy"」:
    居住国でフラットレートや格安料金パケット契約を結び,別の滞在国で居住国と著しく異なる使用量が発生した場合の追加料金