Saarland

saarlandザールラント州

西側はルクセンブルク,南はフランス(モゼル地方,ロレーヌ地方)と国境を接しています。
州都市であるブレーメンを別にすると,ドイツで最も小さな州です。ナポレオンの時代にはライン川まで征服されたこともあり,国境地域には多くのフランス人が住んでいます。フランスのアルザス・ロレーヌ地方と同様,石炭・鉄鉱石が豊富だったこともあり,フランスとの間で幾度も陣取り合戦が繰り返された地域です。1920年にはヴェルサイユ条約に沿ってフランスに,そして1935年,ヒットラー政権下で,公平だったかどうかは分かりませんが,90%がドイツ帰属を希望したという住民投票の結果を示し,ドイツに戻りました。戦後は一旦フランスとなり,1955年の住民投票で再び(西)ドイツに戻るという運命を辿って来ています。

ルール工業地帯と同じく,ザールブリュッケン工業地帯もかつての炭鉱業・製鉄業の活気とは裏腹にさびれた雰囲気が漂っています。しかし,1986年に製鉄業の歴史の幕を閉じた後,初めて産業遺跡としてユネスコ文化遺産に登録されたフルクリンゲン製鉄所(Völklinger Hütte)がザールブリュッケン近くにあります。
>>> Völklinger Hütte

近年,バーデン・ヴュルテンベルク州のカールスルーエなどではフランスから毎日通勤する人たちが結構いますが,ザールラント州は工業化が衰退しているので,逆に多くの人たちがロレーヌ(フランス)やルクセンブルクに通勤しています。

人口: 99万人
州都: Saarbrücken(ザールブリュッケン)

>>> ザールラント州の公式サイト
>>> ザールラント州観光局の公式サイト