旅行者の一番の選択肢はプリペイドSIMカード

安価で契約に縛られないプリペイドカードはドイツに一時的に滞在する多くの観光客にも利用されていますが,2017年7月1日を以って本人確認の認証が厳しくなりました。


mobile phones w640EUで定められた基準ですが,ドイツは厳しいというよりも他のEU諸国よりも登録手続きが「面倒」で,法を定めた側からの公的な説明不足のため,外国人に不親切な感じがします。

新しい携帯電話の番号を登録してプリペイドSIMカードの購入後,本人認証の審査を通ってから開通されますが,この本人認証を最速で行う方法はオンライン,そのためにはドイツの現住所が必要なので,プロセス自体は複雑ではなくても言語などの問題で困惑する人が多いと思います。

プリペイドSIMカードの購入後,登録・開通に必要なものは,日本国籍保有者の場合はパスポート(EU諸国の国籍保有者はIDカードも可),ドイツ国内の住所です。住所は架空の住所でなければ,別に実際に住んでいる住所である必要はありません。

本人確認の認証は,インターネットを介したビデオ通信または郵便局に赴いて行われます。しかし,郵便局を介しての手続きはSIMカード開通まで最大5日間を要するので旅行者の選択肢にはならないと思います。

ドイツに居住している人たちの家庭や事務所の通信事業者の選び方については別ページで説明しています。
ドイツの移動通信事業者の選び方
やっぱり安いプリペイドの携帯電話

プリペイドSIMカードの購入権利

cell phone w640基本的には,身分証明書を有する,どの国籍の人もドイツ国内でプリペイド用SIMカードを購入する権利を有します。身分証明書は,国籍によって異なりますが,大体においてドイツ人などEU諸国の国籍の人はパスポートまたは身分証明書(IDカード),日本国籍の人はパスポートのみです。滞在許可を有するドイツ居住者である必要はなく,一時的にドイツ滞在している旅行者でも購入できます。

ヨーロッパのプリペイドはすべて込み

日本でプリペイドSIMカードを挿入した携帯電話はデータ送受信に限られているようですが,ドイツは逆に,プリペイドでも,通話,SMS,データ通信(インターネット閲覧)のすべてが含まれています。
ただ,容量だけではなくインターネット閲覧でも9セント/分の料金が標準ですのでご注意を。

プリペイドSIMカードを提供している通信キャリア

ドイツ国内で活動している移動体通信事業社である,テレコム,ヴォーダフォーン,O2の3社はすべてモーバイル用プリペイドも提供していますが,料金的には3社の通信網を借りて事業を行っている数多くのテナント会社(MVNO)の方が安価です。

congstar, Lebara mobile, ja!mobil, Penny Mobil, Otelo, Fyve, EDEKA mobil, Lycamobile, LIDL Connect, ALDI Talk, Blauworld, NettoKOM, Ortel mobile, WhatsApp SIM, AyYildiz, NetzClub, K-Classic Mobil, Fonic, その他

旅行者はSIM販売店で登録を完了するのが一番

プリペイドSIMカードは,スーパーマーケット,ドラッグストアー(DM, Müller, Rossmann),家電チェーン(MediaMarkt,Saturn, Euronics)をはじめ,多くの店舗やキオスクで購入することができます。しかし,SIMカードの販売店は当店で購入されたカードに限って登録サービスを行っていますので,同じ会社のSIMカードでも他店で購入されたSIMカード登録は拒否されるか,手数料を要求されるのが普通です。また,スーパーやドラッグストアーでは基本的には登録手続き不可,またはスタッフの知識・対応レベルが想定できないため,自力で登録手続きを行える人以外にはお奨めできません。

どこでSIMカードを購入するにしろ,登録依頼をするのであれば,パスポートの提示,および現住所の証明の種類(口頭,何らかの書面,ホテル予約書など)を示し,受諾するかどうかの確認を「購入前に」必ず行うことを推奨いたします。

料金および海外旅行者への対応からみた場合,多くの人たちが推薦しているのは次のような事業者です。

以下,推薦の順番

Lebara Mobile  >>> ドイツ国内の販売店の住所
O2
Vodafone(登録手数料または最低購入額を要求される)
家電チェーン(MediaMarkt,Saturn)
Telekom(住所確認の書類チェックが厳しい,料金が高い)

注)この新規法に伴い,登録希望者は連日増えているので,登録に要する時間も長くなっています。特に日本人旅行者は,ドイツ入国前に日本またはドイツ外のEU諸国のローミング対応プリペイドSIMカードの入手についても考慮してください。

ヒント)EU圏内におけるローミング追加料金の請求は2017年7月15日を以って禁止

旅のヒント

チップで戸惑わないために

euro coinsレストランやカフェの勘定書はチップ込みの値段を記載するようになって久しいですが,それでもやはり多少のチップは当たり前になっているようです。

でも,その当たり前の額は?となると人さまざま。
いわゆる,高級と名のつく施設(ホテル,レストラン)は別ですが,一般的には,四捨五入でいく人が多いようです。

例:
2.5 € の飲み物のみ >> +0.50 で,3 €
(立ち飲みは,ゼロか20セント程度)
18.50 € の食事 >> 20 €
38 € の食事 >> 40 €
31 € の食事 >> 端数が出ないのでむずかしい。2~3ユーロ
一般レストランならば,数人で額が高くなっても,10ユーロのチップはやりすぎ。

という感じでしょうか。因みにヨーロッパでは,枕銭なるものはありません。
その代わり,ポーターやルームサービスは,レベルに応じて,1~3ユーロ。

電動自転車レンタル

電動自転車レンタル

アムステルダムの自転車は有名ですが,自転車のインフラやサービス環境はコペンハーゲンの方が上かも知れません。そのコペンハーゲンでレンタル電動アシスト自転車が市と観光局の推進で大きく広まっています。GPSマップ付きバイクで町のステーションのどこからでもレンタルして,どこでも乗り捨て可。まさにEバイクのスマートシティー。高価なセグウェイと異なり,レンタル料金は1時間25クローネ(約3.5 € | 400円)。予約要
Bycyklen

visitcopenhagen

金の切れ目は,旅の切れ目

pickpockets beware

身の安全が最も大事なことは誰でも知っています。それで,ヨーロッパではあまり大事件は起こりません。

置き引き,スリが多いことも,みんな知っています。それでも,なぜ盗まれてしまうのでしょうか。
フランクフルト中央駅で,あそこにいる女性はスリですから気をつけてください,と警察官に言われたことが2回も(!)あります。

ユーロ導入国・非導入国

欧州連合に属しながら,通貨はポンドを保っている英国をはじめ,以下の数カ国を除くすべての国(17ヵ国)の共通通貨はユーロです。
また,欧州連合に属していないアンドラ(フランスとスペインの間の山間にある小さな国),コソボ,モンテネグロもユーロを採用しています。

独自の通貨を守っている国々:
英国,デンマーク,スウェーデン,アイスランド,ノルウェー,スイスなど

欧州諸国の時間

ヨーロッパ諸国の時間帯は3つ(ロシアを含めると4つ)に分かれています。
英国,北アイルランド,ポルトガルの西側諸国,ギリシャやトルコを含む東側諸国を除いた国はすべて中央ヨーロッパに属します。
ほとんどの国が夏時間を採用し,日本との時差は中央ヨーロッパでは8時間(夏季は7時間)です。
夏時間は,通常は3月の最終日曜日の午前2時から10月の最終日曜日の午前2時までです。

英国,北アイルランド,ポルトガル:
GMT / GMT+1(夏季)
中央ヨーロッパ諸国:
GMT+1 / GMT+2(夏季)
ギリシャ,トルコ,東欧諸国:
GMT+2 / GMT+3(夏季)
* GMT (ヨーロッパ中央時間)

ドイツ旅行の安全情報
バックパッカー

貧乏旅行より,賢い節約旅行を

国民の平均給与は低いのに,旅行者にとって高くつく国もあります。それでも,旅行滞在費の多くは宿泊と食事にかかることを考えると,東ヨーロッパ諸国は西ヨーロッパの半分ぐらいのお金で旅行できるようです。 西ヨーロッパでは南に下るほど物価は(ユーロ導入以前ほどではないにしろ)安くなります。 ローマ以南のイタリア,そしてアテネを除くギリシャの田舎町など。特に,経済危機の波を受け,宿泊費・食費が非常に下がっている,気候が温暖で海もきれいなギリシャは,これからバジェット・トラベラーの人気スポットになりそうです。

ヒント: バックパッカーは耳栓を常備 ?! (ドミトリー式の部屋に宿泊すると,いつも大きないびきをする人がいます。彼はぐっすり寝て,周りの人は寝不足)