デュッセルドルフ  -  個性的な大物3人の展示会

Günther Uecker(ギュンター・ユッカー)
Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen(NRWアートコレクション美術館)
2月7日~5月10日(終了)
www.kunstsammlung.de

Wim Wenders(ヴィム・ヴェンダース)
Kunstpalast(クンストパラスト美術館)
4月18日~8月16日(終了)
www.smkp.de

Joan Miró(ジョアン・ミロ)
K20 - Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen(NRWアートコレクション美術館)
6月13日~9月27日
www.kunstsammlung.de

Guenther Uecker Bewegtes Feld 1964 bigギュンター・ユッカー

ユッカーの作品を多様な視点から紹介する展示。画家,彫刻家,パフォーマンス・アーティスト,映画監督,政治行動家,詩人などとしての人間ユッカーは,日本をはじめ,海外でも広く認められている芸術家です。

「夥しい数の釘が、容赦もなく打ち込まれている。痛ましく否定的な印象を受ける。ギュンター・ユッカーはギャラリー・トークの中で、「素材に暴力を振るう」のだと言った。「創り手自身もまた、暴力を振るうことのできる人間であることを自覚する」ためである。・・・」
web展評からの抜粋

>>> web展評の全文 - ギュンター・ユッカー[虐待されし人間]


 

Wim Wenders Joshua and John Odessa Texas 1983 bigヴィム・ヴェンダース

1945年,デュッセルドルフ生。映画監督
「パリ,テキサス」,「ベルリン・天使の詩」,「ブエナ・ヴィスタ・ソーシャルクラブ」,「Pina / ピナ・バウシュ - 踊り続けるいのち」など,ドキュメンタリータッチで人間の心の中を演出抜きで表現するヴェンダースは今年70歳。

1960年代から70年代にかけて,ファスビンダーなどと共に,フランスのヌーヴェル・ヴァーグの流れに沿った新しいドイツの映画様式 "Neuer Deutscher Film" を築きました。
インディーズのようなマイナーな低予算の映画の雰囲気ながら,数十年経った現在,ひとりだけ巨匠のようなステータスを確立しています。

Wim Wenders. Landschaften. Photographien.
ヴィムヴェンダース,景観,写真

3D映画の登場がなかったら,PINA も制作されることはなかったと云われるほど,映画の最先端機能に大きな興味を持つヴェンダースですが,実はライトも三脚も使用しない,執拗なアナログ派のようです。ヴェンダースは写真家でもあるのか,写真は趣味なのかは知りませんが,長年撮ってきたのは事実らしく,今回は60~80枚の大型写真が展示されます。


 

Miro Le Cheval la pipe et la fleur roug 1920 bigジョアン・ミロ

20世紀の最も人気の高い画家とも云われるミロ。
今回の展示,"Miró – Malerei als Poesie"(ミロ - 詩としての絵画)は,ミロが生涯興味を抱いていた文学がテーマです。
20世紀の著名な作家などと交友があったミロは,実際に付き合いながら著書も読むことにより,多くの啓発を受けたようです。自称「絵画詩人」だったミロは,言葉も絵も表示媒体の上では多様に交錯し,芸術の間に違いはないと考えていました。