20万人のドイツ人が帰国

lufthanza w300h200ライトキャンセルや滞在国の出入国制限などで足止めを強いられている,海外諸国に滞在中のドイツ人を帰国させるためにドイツ政府はルフトハンザをチャーターして「空路の橋作戦 "Luftbrücke"」を実行。予定していた20万人余を4月4日に完了,一応成功としています。旅費は全額ドイツ政府持ち。ただ,リスク地域を含む世界中からドイツに帰国した人たちが全く検疫検査も受けず素通りで到着口を通り抜けているのはちょっと不思議な気がしますが・・・

一概に比較できない各国の感染者数

これまで多くの人たちがウイルス検査を希望しても,「意味がない」という専門筋の正論で,受けられない状況が続いていましたが変わりつつあります。

ミラノの出張から帰ってきた奥さんが風邪のような病気になり,奥さんが働く地域の役所は「コロナウイルス感染の恐れがあるので自宅待機」を指示しました。その内に学校の先生をしているご主人にもうつり,家庭医と保健所に相談。しかし,ご主人の相談先や担当は「ミラノは危険地区ではないからコロナの恐れはない。検査も受けられない。風邪だろうから,軽症ならば仕事を続けてもいいのでは」と回答。2人とも悪化したので仕事を休むことになったけれども,感染していないことがはっきりしたのは大分後。

別の事例は,ウイルス感染のような症状を訴えて電話したけれども,「感染条件に該当しない」ということで検査は受けられず。彼はそれでも納得せず,保健所に連絡。そこでも検査拒否の回答。さらに別の医師に電話してようやく検査してもらえることになった。そして結果は陽性だった。症状は軽いということで自宅で療養しているものの,少なくともドイツでは症状を訴えてもなかなか検査を受けられない状況や市町村によって対応が異なるのも現状のようだ。

ドイツ政府や保健省の相談役を務めているロベルト・コッホ研究所は,これからは「感染者と接触した人,または危険地域に滞在していた人」という条件を緩め,より多くの人たちに検査をしていくので,より多くの隠れた感染者が見つかるだろう。そうなると,ドイツにおけるコロナウイルス患者の致死率はさらに低くなる,と述べている。喜ぶべきかどうかについては分からないけれども,欧州諸国だけではなく世界中でも検査を受けさせる受けさせないという問題は,潜在的な感染者による感染拡大や明確なデータ把握に大きな違いを出していると思われる。

各国のコロナウイルスの検査数

covid 19 test 1

 

プログラム提供元: CComment