mouth guard 600 1邪が流行っても,ヨーロッパではマスクをしている人は,ご存知のようにあまり見かけません。日本でも,マスク着用の効用に疑問を抱いている知識人もいるようですが,欧州でも「あまり意味がない」,特に今回ウイルスが流行り始めた段階でも「マスクなど平気で貫通するマイクロサイズ」には無意味,という記事をときどき見ました。しかし,そうなのでしょうか,また,どうしてそこまで大勢は頑固に拒むのでしょうか?

マスク着用の効果が高いことは分かっていても,大きく言えない理由があるのでは?

マイクロウイルスには勝つことができなくても,ある程度の効果はあるのではないかと(素人の僕でも)思います。

  • マスクをしていると自分の鼻や口を直接触ることがとても少なくなる
  • 咳をしても,ウイルスやバクテリアがマスクを突き抜けても,届く距離が縮まる

おそらくですが,欧米人がマスク着用を好まない理由は,「マスクをしていると病人だと思われる」および「盗人などの悪人のイメージがマスクにある」だと思います。
マスクといえば,ベニスなどのカーニバル祭でお馴染みの(後ろめたい何かを隠すための)仮面というイメージが特に強いのです。

さらに,今回は政府も保健省も医師もマスク着用の必要性を大きく言えない理由は,はっきりいって,マスクがないからだと思います。
これまで,マスクを着用しているのは病院などの医療施設で働いている人や病人と接する人たちがほとんどで,一般の人がマスクを求めることは少ないのでドラッグストアーでも在庫は日本などのアジア諸国と比較すると極めて少ないはずです。
したがって,国自体に在庫がないので,マスク着用を勧めてしまうと,「じゃぁ,なぜ無いんだ!」と国民から非難を浴びる可能性が極めて高いと思うのです。
パンデミーが起こるとマスクが大量に必要になることはドイツ政府制作の危機シミュレーションでもはっきりと分かっていたのですが,準備して来なかったのはドイツ政府の無策と言われても当然とも云えます。

少なくともドイツではマスクの生産会社はほとんどありません。1〜2の衣料品製造会社がマスク生産に切り替えることを発表していますが,全国民に提供できるようになるまでは時間を要します。そうする中,中国からやっと輸入量を増加しても,まずは医療に従事している人たちに廻されます。
また,アメリカが金に糸目を付けずに,世界中のマスクや人工呼吸器を買い集めているニュースも入ってきています。
英国などでは,一般の人たちがボランティアでマスクを縫い,医療関係者に提供していると聞いています。

たとえば,今回のウイルスの拡大率を考慮すると,マスクによって,着用しない場合よりも2〜3割少なくなったとしても,大きな効果を発するはずです。

今回のウイルス危機が終わったら,または一般の人たちにも提供できるほど十分な量のマスクが市販されるようになったら,マスクに対する欧米人の偏見を取り除くために,国をあげて「マスクをしよう」キャンペーンを続けてゆくことを願っています。

 

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