ドイツ連邦環境庁によると,2018年,二酸化窒素の排出量がEU規定値よりも高かったドイツの都市は2017年度よりも8都市少なかったそうですが,それでも57都市が規定値を超えた空気の汚染度。
ヨーロッパ全土を対象にEU指令が規定する,二酸化窒素の排出量が1時間当たり200 µg/m3を超えてもいい許容限度は年間18日。ドイツでは1990年から2015年までは徐々に大気汚染は改善されてきたのですが,2016年から再び,特に都市での汚染度が高くなっています。ただ,ひとくちに大気の汚染度,または悪化したといっても実際の空気の状態を見極めるのは大変。

 

katalysator w640都市内での速度制限によってわずかに大気汚染は改善されたものの,さらにドイツ都市の空気をきれいにするためには,ディーゼル車の禁止または触媒の取り付けが欠かせないとしています。
また,大気中の二酸化窒素の含有量が多少減ったとしても,細塵などの他の汚染物質が多いために最終的に汚染度が高い都市は数多くあります。

たとえばベルリン市内の細塵の65%はベルリン市外から流れてきています。また,ベルリンで最も空気が汚い道路と云われる,ライプツィガー通りに大気汚染測定器が新たに設置され,二酸化窒素の計測が昨年から始まったため,ベルリン市内の平均汚染度が一気に上昇する結果になりました。

このように都市の空気の汚染度はなかなか測定データだけでは理解できない部分もありますが,シュトゥットガルトに続き,フランクフルトやドルトムンドからもディーゼル車が締め出される可能性は高くなったようです。

プログラム提供元: CComment