EU一般データ保護規則(GDPR)およびドイツのテレメディア法

WEBサイトの公開にあたり,最も重要なEU圏共通の「一般データ保護規則」に加え,ドイツ(スイス,オーストリアを含む)では独自に規定しているテレメディア法の遵守もあります。

ドイツでは2007年にテレメディア法(TMG: Telemediengesetz)が,テレサービス法(TDG: Teledienstegesetz),テレサービスデータ保護法(TDDSG: Teledienstedatenschutzgesetz),メディアサービス国家条約(MDStV: Mediendienste-Staatsvertrag)に変わる総合的なメディア法として一本化されたため,インターネット上で公開されるほぼすべての媒体に適用される基本的な法規となっています。 インターネット上で公開される媒体とは,家族や限られた人たち専用のプライベートなページを除き,個人ブログ,eBay,チャット,情報交換フォーラム,ポータルサイト,ソーシャルネットワーク,オンラインショップなどが含まれます。

最重要項目は,発行責任者と個人情報保護

テレメディア法の第5条(TMG: Telemediengesetz § 5)に定められているWEBサイトにおける記載義務は Impressum です。英語で Imprint などと訳されることが多いですが,要は,サイトを発行している責任者の,氏名(姓・名),住所(私書箱不可),速やかに連絡ができる方法(メール,電話番号など),付加価値税登録番号(Ust-IdNr)の明記および "Impressum" にサイトのどのページからでもリンクされていることを義務付ける条項です。
適用されるサイトは上記のEUのGDPR法に準じ,個人サイトでも,家族や仲間だけではなく第三者が読むことを意識した記事やアフィリエイト広告などが載っていると対象となります。
法人・団体の場合は,さらに商業登録番号,管轄裁判所,代表者名なども必須です。

まずは,Denic 管理の DE ドメインおよびドイツ国内のプロバイダー(サーバー)発サイトの場合は100%,ドイツ国内の潜在顧客を意識したドイツ国外サイトの場合は内容によって裁判所の判断が若干異なる結果が出ています。

これまで,最大5万ユーロとして,異なる額の罰金が課されたサイトはあるようです。日本語サイトが警告または罰金を課された例は知りませんが,ブログを含み,ドイツ国内から発信されている方は十分認識されたほうがいいでしょう。

■ 詳細は以下のサイトなどを参照してください。

 EU法規(GDPR)
 PPC個人情報保護委員会
 JETRO 「EU 一般データ保護規則(GDPR)」 に関わる実務ハンドブック(入門編)
 テレメディア法の概要(連邦法務省)
 marketo

 

プログラム提供元: CComment