ドイツで学ぶ
Deutsch lernen
ドイツ語を学ぶ
ドイツ語を学ぶために，または留学などでドイツに来る人たちは，目的を達するために最短かつ効果の高いドイツ語学習学校などに通うと思いますが，ドイツ人と結婚したから，旦那が転勤になったから，などの理由でしぶしぶドイツに滞在されている人もいるかも知れません。
まぁ不承不承ではなくても，ドイツ語習得はドイツ生活のためなので，ゆっくりした時間で，安く学べる方がいい人たちは，自治体から提供されている移民者を対象としたドイツ語講座が注目です。
ドイツ語を学ぶ，といっても，語学学校や大学キャンパスで過ごす時間だけではなく，「書を捨てよ，町へ出よ」の精神の人ならば，ローカル市民との接触のなかでもドイツ語を多く学ぶかもしれません。
となると，やはり標準語。時代を経るにつれ，方言は少なくなったとはいえ，まだまだドイツ国内でも多くのドイツ語があり，スイス，オーストリア，ルクセンブルクなどのドイツ語は，さらにかなり異なります。
語学学習で最も大切な耳の訓練には，日常話されているドイツ語を意識して聞き取り，聞き分け，特徴を掴むことを習慣にすると，ドイツ語力はグンと伸びるはずです。
人にもよると思いますが，秀才でも鈍才でもなく，ふつうの頭を持った30才以下の若者ならば新しい言語の聞き取り力はまだあるので，語学学習を主としたドイツ滞在をする際は，行き先のドイツ語の特徴も参考にした上で場所を選んでほしいと思います。
Integrationskurs
社会融合講座
社会融合講座とは ドイツで仕事を探す場合はもちろん，就労や学校に行かない人たちに対しても，ドイツで生活するうえで最低限のドイツ語，ドイツに関する知識，基本的な法律などを学ぶために作成されたカリキュラムです。基本的には誰でも参加できます。
>>> 社会融合講座について（日本語／PDF）
Deutsch für den Beruf: Das ESF-BAMF-Programm
就労を目標とする支援プログラム
ドイツ移民局が提供している無料講座です。就労を目的としているので，ドイツ語だけではなく，希望する職業についても学び，技能実習や実習場所の見つけ方などについても助言を受けます。受講資格は，基本的には誰でもあります。
- ドイツ語知識が少なく，仕事を見つける教育水準も低い人
- 移民の条件に属する人。国籍は問いません。日本人であれば，ドイツで生まれたけれども事情により学校にあまり行けなかったような人は対象になると思います。
- 正式な滞在許可を有する人
- 失業者として届けている人，社会保障を受けている人
- 社会融合講座を終了したか，融合講座は受ける必要がない水準のドイツ語知識を有している人
- 義務教育を終了した人
職を見つけるための学校は数多くありますが，授業料が高い学校が多いので，ESF-BAMF プログラムを受講する資格がある人であれば，十分考慮するに値すると思います。
Deutschangebote für Kinder und Jugendliche
子供と青少年のためのドイツ語コース
家族でドイツに来られた場合，子供の教育・学校は一番の悩みの種だと思います。デュッセルドルフにように日本人学校があれば，数年間の転勤ならば迷いませんが，日本人学校がない都市だったり，ドイツの学校に行くことを決めた場合，年齢を問わず，通常は授業について行くための基本ドイツ語を学ぶ必要があります。 ドイツでは，無料，もしくは無料に近い料金でドイツ語補習授業が提供されています。 日本から転校する小中高生の場合は，申し込んだ学校でドイツ語試験を受け，学校が判断しますので，通常は学校で必要情報を得ることができます。義務教育前のお子さんであれば，外国人の子供のための準備ドイツ語が提供されていたり，先生の判断で落とされたり（6，7歳でも学校に入れない）します。州によって，規準が異なりますので，居住地の自治体や学校に問い合わせる必要があります。 （日本の）義務教育を終了して，ドイツでは学校に行かずに働きたいという若者の場合，27才までであれば，上記の社会融合講座を受講する選択技があります。
Deutschkurse für Asylbewerber
亡命希望者のためのドイツ語講座
関係ある日本人はいないと思いますので割愛します。
ドイツ語に限りませんが，外国語の習得で一番大事なのは耳。基本単語を学んだら，まずは聞き取りの訓練が必要ですが，その点ネット時代の人たちはラッキーです。場所を問わず時間があるときに柔軟に，そして楽に身に付けられる方法がいくらでもあります。Deutsche Welle のサイトには，ニュースなどをゆっくりと話すビデオが多数あるのでお奨め。
>>> Deutsche Welle サイトでドイツ語ビデオ学習