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ソーシャルメディアの法的規制
ソーシャルネットワークへの軽犯罪的な書き込みに対する法が発効され,Facebook,Twitter を筆頭とするEUおよびドイツのSNSプロバイダーは,法に反する書き込みテキストは24時間以内に削除することが義務化されています。
同時に,ソーシャルメディアで公開された違法行為や個人的に傷つけるようなテキストなどを,Facebook,Twitter,Youtube などに誰でも報告できます。報告を受けたプロバイダーは内容を調べ,違法性が明確な場合は削除する義務を負います。
ただ,実際的には違法かどうかの判断は司法の管轄であり,民間会社が行う権利はないため,ハーケンクロイツ(ナチスのシンボルの十字架)の使用やホロコースの否定など明示的な違法行為を除くと,個人的な中傷行為の調査は困難を要すると思われます。
つい数日前もAFDの代表のTwitterが数時間に渡りブロックされたばかりです。
このように,発言自由の権利を主張する人がいる一方で,プロバイダーとしては違法を訴えられるのを避けるために,グレーゾーンに属する公開内容はどんどんソーシャル・ネットワークから削除されることも心配されています。
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