ドイツ都市にあふれるローラー
E-Scooter,E-Tretroller または単に E-Roller と呼ばれる電動ローラーの人気は高まるばかり。
300ユーロ以上もする価格にもかかわらず,注文しても納期はかなり先という好調マーケット。
ただ,乗っている本人たちは有頂天でも,周りの歩行者,自転車,自動車の使用者たちにとっては,ひやひやしたり,迷惑を蒙ったり,と新たな問題も散らしています。
6月15日以降,交通の移動手段として正式に認められていますが,まずは基本的な規則を知っておきましょう。
- 年齢制限: 14才から利用可
- 使用道路: 自転車専用道路,自転車専用線(専用線が無い場合を除き,車道の利用は基本的に禁止)
- 許容車種: ドイツ国内での使用認可を受けたローラー,且つ最大速度が20km/時を超えない車種
- 照明:前部・後部に装着(自転車と同じ)
- ブレーキ2個およびベル要
- 保険:賠償責任保険シールのローラー後部への貼付け義務
- 2人乗り不可
- ヘルメット着用義務なし,しかし推奨(事故多発)
- 免許・使用許可不要
- アルコール: 自動車に準じる(0.5 Promille)
- 右折・左折の際は,自転車と同じように右手・左手を伸ばす
罰金の目安
歩道を走った場合:30 €
不認可のローラー:70 €
赤信号通行:60 - 180 €
保険非加入:40 €
並行走行:15 - 30 €
2人乗り:30 €
電動式ローラーのレンタル
人気に伴い,都市ではレンタル事業を始める会社が増えています。
多くのレンタル会社の共通点は,予約から支払いまで全てスマートフォーン使用。どこでも道路際に乗り捨て可,料金は約15セント/分
一般的なレンタル方法
- レンタル用のアプリをダウンロード
- レンタル会社への登録
- 身分証明,年齢確認の後にロック解除
- 電動ローラーの近辺の場所が表示
- 各ローラーが有するQR-Code のスキャン
- 解除(使用開始)およびロック(使用終了)をスマホでのスキャンで行う
- 終了後の支払もスマートフォーン使用
一番の問題は保険。ローラーが損傷した際のレンタル会社に対する補償保険および自分が損傷したり,第三者に損害を与えた場合の損害補償保険など,レンタル会社との契約書確認は必要です。
電動式ローラーの主なレンタル会社(アプリのダウンロード)
■ BMW,ダイムラーも E-Scooter のレンタル事業参入を検討中
E-Scooter の走行テスト(テレビチャンネル ProSieben 放映)
https://www.youtube.com/watch?v=y2JqSn_HQ9w
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